第40回「国憂会」 

 平成251214日、午後8時、会長の挨拶後、定例会を開催。

◎坂元会長・国体を護ると言う事は則ち天皇・御皇室を護る事。我が国が君主国家だと言う事を国民は理解せ 

 ず、亡国憲法の洗脳・日教組の赤色自虐教育の刷り込みに依り自分達(国民)こそが主権者だと勘違いしている。

 天皇を自分達同様の人間だと姿形だけを見て思い込み、天皇の本質と御存在意義を理解出来ずに天皇への尊厳・

 御皇室への敬愛が戦後以降、年々薄れ、今や日本国民たる誇りさえ希薄と成った。

 更に御皇室問題を審議するのは皇族会議で有るにも関わらず、国会や宮内庁(臣下で有る筈の官僚等)が皇室を飛

 び越えて勝手に取り決め、御公務内容や行動規範を作成し、御皇室への形は上程だが実際は指図している。

 この状態は正に下剋上以外の何物でも無い。 この背景は小泉元政権下で基礎固めされ、羽毛田宮内庁々官の恣

 意的が意向も大きい。

◎KS副会長・明治維新は革命で有り、英語圏ではそう解釈されている。 つまり維新と言う文言が英語に無い

 為、通訳上、当て嵌めた語源でも有るが、現代に於いては、仮に共産党が政権を握った場合も革命で有り、言い

 換えれば維新と解釈される。 

 明治以降、昭和維新・平成維新等と、その時代を背景に革命を掲げる人々が現れて来た。 ならば共産党と幕末

 の改革派も同じ革命主義者だと見る可きだ。

◎寺岡塾統・革命と維新の主旨と行動は全く相入れない正反対の問題だと解釈され無ければ、幕末に起きた明治

 維新(尊皇攘夷・討幕)は革命にされてしまう。

 革命とは国体その物を180度変換させる国家転覆(テロ)で有り、つまり国体の絶対的要因「天皇・国土・国民・憲

 法」の全てを否定し、全く異質の社会構造や共産主義等を柱にした共和体制を確立する事に有る。

 我が国に於いては国体形成要因の天皇制をテロや憲法に依り否定された場合は、最早、日本と呼べず、日本国民

 でも無く、人民に位置付けられ、単なる諸外国同様の一国家・島国に成り下がる事を意味する。

 明治維新の主旨は天皇へ主権を奉還し、西欧列強社会に遅れた武家社会(幕府統治)の政治・権力構造を国際情勢

 (外交や武力の対等化)に対応可能な現実社会(国際化)へと移行させる事が目的で有り、日本の国体破壊や転覆を

 意図したもので無い事は明白。

 天皇制を否定せずに天皇統治と存続を掲げて、政治を幕府(将軍)から天皇に移管させた事から歴史上、維新は革

 命(テロ)とは全く次元の違う高度な発展的政治改革で有る。

 我が国において仮に共産党が政権を握ったとしても、護憲を唱える共産党代表を首相にする為には天皇陛下より

 認証されなけば、その地位に就く事は無く、天皇に承認された首相は憲法を遵守する義務が有り、憲法により天

 皇の身分・地位は些かも揺るぎる事は無い為、天皇制下での共産党政権誕生は革命とは呼べず、単なる政権の交

 替でしか無く、革命や維新と同等に位置付けしようとする事には無理が有る。

 共産党政権が現状の自衛隊と警察を弾圧し、天皇の否定と憲法を改正しない限りは、自民党や民主党等の一時的

 な政権交替と何ら変わりは無い。

◎渋谷氏・女性宮家を創設すると宮内庁が発言しているが、女性宮家とは男子皇位継承者が将来不足した場合を想

 定し、女性宮家で生まれた子供(天照大神・皇統一系の男子とは全く血縁関係が無い無縁の一般国民又は、国籍

 変更で日本人に帰化した白人や朝鮮人の血縁子孫との婚姻が起きる可能性、或は青い目の子が誕生等も否定出来

 ない)を皇族と見做し、将来的には皇位継承の順位(次期天皇即位の位置)に加えよう画策とする悪意に満ちた

 裏工作でしか無い。

 宮内庁の考え方は皇室の消滅を防ぐ為と言いながら、実は天皇家と言う家名の家督相続・英国同様の王制を適応

 (目的)とし、更に自分達の職場(宮内庁)存続を視野に画策する為、天皇及び皇族(籍・名前)を利用しようとし

 ており、特に羽毛田長官はその代表格で、天皇を私的に政治利用しようとする国賊以外の何物でも無い。

 

 ◎その他

 中国問題や北朝鮮問題等、多岐に渡り、白熱した議論が交わされ、午後十時半に一旦閉会。

 その後、深夜まで、「寺岡 誠と語る会」に移行した。                   以上                                                                    

 

    参加者

         ◎國を憂うる会  坂元聖二 会長  ・ K S 副会長

         ◎団体役員    渋谷 周治  

         ◎殉國青年塾   寺岡 誠 塾     宇津宮秀人 理事長

 

inserted by FC2 system